頸動脈エコー
当院の頸動脈エコーについて
頸動脈エコー検査とは、首の太い血管の様子を超音波によって画像診断する検査方法です。
当院では、頭部MRIと併せて頸動脈エコー検査を実施しており、患者さんのさまざまなリスクの早期発見に繋げています。
頸動脈エコーの目的
頸動脈の詰まり、狭窄の有無を調べることで動脈硬化のリスクを診断します。
頸動脈にコレステロールが多く見られる場合、脳疾患にも繋がる恐れがあるため、注意が必要です。
頸動脈エコーはこのような人におすすめです
頸動脈エコーは、基本的に40代以上の方であれば脳ドックのタイミングでぜひ受けていただきたいと思います。
また、高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病をお持ちの方、喫煙習慣のある方、肥満体型の方など、健康面において「危険因子」を持つと判断される方は、年齢を問わず定期的な検査を受けていただくことをおすすめします。
そのほかにも、ご家族に脳梗塞などの脳疾患をお持ちの方がいらっしゃる方もぜひ検査を受けてください。
頸動脈エコーでわかる病気
頸動脈は、心臓と頭部を繋ぐ大きな血管です。
頸動脈エコーでは、頸動脈にプラークや血栓がないかを確認することで、動脈硬化の進行度合いを観察します。
動脈硬化の進行は、全身のさまざまな「動脈硬化疾患」につながるリスクがあるため早期発見が必要不可欠です。
動脈硬化による主な病気
脳血管障害
脳梗塞や脳の血栓など、脳の血管に異常を来たす病気を総称して脳血管障害と言います。
虚血性心疾患
狭心症や心筋梗塞など、動脈硬化によって発生する心臓の病気を虚血性心疾患と言います。
大動脈瘤
心臓から全身に血液を送る大動脈が膨らんでコブになってしまう病気です。
肥大したコブが破裂すると大量出血や激痛などの症状が起こり、命の危険を伴います。